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お仕事探し

40代から新たに仕事を始めるシングルマザーへ

シングルマザーのお仕事と子育てを応援する情報サイト、シンママライフです。

今回は子供がある程度大きくなり、お仕事に費やす時間が多く確保できるシングルマザーに向けたお話です。子育てに邁進していた時期はパートタイムや業務委託を選んでいたとしても、子供が中学生くらいになったら腰を据えて働きたいと思っている女性はけっこういるかと思います。「ブランクがあるけれど大丈夫なの?」「手に職がないから、できる仕事が限られてしまうのでは…」いろいろと考えてしまいますよね。そこで、そんな悩みにお答えすべく、キャリアコンサルタントとして活躍するHRラボ株式会社 代表取締役塚田亜弓様にお話を伺いました。

専業主婦からの就職。どんな選択肢があるのですか?

シングルマザーから受けるご相談は本当に人それぞれで、ご状況によってお伝えできるアドバイスは当然変わってくるのですが、共通してお伝えできることは、「何を優先するか」によって選択肢は変わるということです。とにかく当面の生活費を稼がねばならないのか、シフトで融通が利く仕事がよいのか、残業が少ない仕事がよいのか、など。まずは優先順位を整理することが大切です。

とくに、結婚生活においては専業主婦でしばらくお仕事から離れていた方がシングルになった場合、強みや特性を見出して自分に合ったお仕事をしたいというよりも、明日からの生活のために何でもいいからとにかく働かなくては、と思われる方が多くいらっしゃるように思います。パートタイムなどで1日でも早く仕事を開始したい気持ちもわかりますが、お子様が中学生以上である程度手を離れているのであれば、腰を据えて長期的に働くことを前提に正社員として就職することがいいと思います。

ブランクがあってもやる気さえあれば選択肢はたくさんあります。具体的なお仕事をいくつか挙げてみたいと思います。

1 営業

40代からでも十分にキャリアをスタートできるのが営業職です。お子様がいる女性はお仕事から離れていたとしてもPTAや地域活動などでママ友付き合いや近所付き合いをしているので、コミュニケーション能力は自然に備わっているものです。営業職は慢性的な人手不足なので、人生経験もありしなやかに人間関係を構築できる40代の女性の需要は高いです。

2 サービス業

サービス業も女性におすすめです。カフェやレストランなどの飲食店、スーパーやホームセンターなどの小売店などサービス業は多種多様です。経験を積めば比較的早くステップアップできるので、早い段階で店長や現場のリーダーになることも十分に考えられます。人をまとめる立場になったときに能力を発揮できるのは、子育てを経験した女性が多いように思います。

3 介護・福祉

今後間違いなく需要が高まってくるのが介護・福祉関連の職業です。介護と福祉に関しては、資格取得の公的サポートも充実していて、高等職業訓練促進給付金という制度を利用すると、資格取得中の生活費軽減のために給付金が支給されます。資格を取得することで就職先の選択肢が広がりますので、これらの制度は積極的に活用してほしいです。

意外なところで運送業は本当におすすめできます。昨今は女性のタクシードライバーやバスの運転手など“女性×運転”は認知度があがってきていますが“女性×運送”も徐々に増えてきています。特にお花やブライダル用品などのデリケートなものに関しては、女性ならではのきめ細やかな気配りが運送に生かされています。運送業の中でも軽貨物ドライバーは自分で1日のスケジュールを組み立てることができ、小回りのきくコンパクトカーで軽貨物を運搬するので女性の体力でも十分に可能です。

40代からのキャリア形成は何を優先して考えれば良いのですか?

お子様が手を離れているのであれば、人生のリスタートということで自分が納得して続けられる仕事を選んでほしいと思います。今は人生100年時代と言われているので40代はまだまだ若く、ある意味どんなことでも挑戦できる年齢でもあります。お給料の高さだけで選んでお金のためと割り切って働いたとしても、やがて子供にお金がかからなくなる時期がやってきます。子供が独立した後も長く続けるということで仕事を考えるなら、自分が本当にやりたいこと、好きなことを優先するべきだと思います。今は働き方も多様ですし、新しい職業もどんどん生まれています。「40歳を過ぎているから、今から新しいことに挑戦なんて無理…」とお考えでしたら、それは勿体ないことです。未経験の分野でも積極的に挑戦して、新たなキャリアのスタートを切っていただきたいです!

適職がわからない!どのようにして見つければいいのですか?

いざ転職をしようと思った時に、自分がどのような職業に向いているか、わからなくなってしまった、というご相談も多くいただきます。自分の強みやアピールポイントが見えず、適職をイメージできない状態ですね。そのような方に対しては「ジョブ・カード」を用いた面談を行っています。ジョブ・カードとは、キャリアプランの形成やスキル証明に活用するために作成する書類のことで、興味関心や今後取り組みたいことなど、決められたフォーマットを埋めていくうちに、自己分析ができてしまうという優れものです。まず手を動かし文字にしてみて、面談で言葉を発してみることで、頭の中を整理することができます。ジョブ・カードは、厚生労働省のホームページから誰でも無料でダウンロードできので、ぜひ見てみてください。

これから就職を考えているすべてのシングルマザーへメッセージをお願いします

働くことは生活の安定だけではなく心の安定にも繋がります。シングルマザーはお子様との関係が密になりやすいですが、社会に出て仕事をすることによって家庭の空気の通りも良くなります。今は一昔前と違って性別に関係なく、あらゆる職種の門戸が広く開かれているので、よほど難易度の高い資格が必要な職業でない限り、どんなことにでも挑戦できると思います。何もあきらめることはないです。お子様のために、そして自分の人生のために、お仕事を通じてどんどん輝いてほしいと思います。

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「何もあきらめることはない」というお言葉には深く共感しました。子供がいてシングルでも、キャリアの道はこんなにも開けているのですね。今日は具体的なアドバイスをたくさんありがとうございました!

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