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お仕事探し

ベテランシングルマザーが通ります!仕事観 version

職業の選択に関することは、常にシングルマザーのお悩みの上位にランクインしています。
シングルマザー=母親業をこなしながら第一線で活躍している女性たちが、何を考え、どう工夫しているのかに迫ります。

 

お話を伺った3名の簡単なプロフィール

・すがさん:40代、会社経営、成人したお子さん1人、シングルマザー歴10年以上

・まみさん:40代、研究職、成人したお子さん1人・高校生1人、シングルマザー歴8年ほど

・ふみさん:40代、会社員、高校生1人、シングルマザー歴15年以上

 

なぜ今の仕事を選びましたか?

すがさん:私は専業主婦をしていましたが、予期せぬ形でシングルマザーとなりました。
すぐに就職の機会が望める資格を持っていましたが、会社員になると子どもが1人で過ごす時間ができてしまうことが気になり、家でできる仕事を探すことにしました。
持ち家の戸建てで敷地内に頑丈な倉庫があったことで、そこを貯蔵庫にリフォームし、以前から興味があった商材のインポーターとして独立しました。

まみさん:私も離婚までは専業主婦をしていましたが、長く大学で研究職をしていました。離婚後は、その研究に没頭できるよう他の大学で正式に研究員として勤務することにしました。
親として選んだのではなく、研究者として研究の環境が整ったというイメージです。
離婚について子ども達も理解してくれていたので、新しい生活へ比較的スムーズに移行できたと思います。

ふみさん:私は法律的には結婚をしていましたが、所謂、結婚生活を送ったことはなく、子どもが生まれてからずっとシングルマザーのような生活でした。
子どもが生まれる前は学生だったので、母親業のスタートと同時に社会人としてのキャリア形成も始めた感覚です。
まみさんと同じように、親として仕事を選んではいないです。

 

今の仕事の良い所は?

すがさん:今は子どもが成人し別々に暮らしているので、仕事をする上で子どもが云々ということはありませんが、当時は、子どもの様子がちゃんと把握できて、仕事と家庭の両立ができていたことが最大の利点です。

まみさん:職業柄、若い頃は昼夜問わずに仕事をしていましたが、ある程度キャリアを積んだ今は、ワークライフバランスが取れるようになってきました。
また、自分の研究が世界中の人に役立つ日が来るかもしれないということが日々の原動力になっています。

ふみさん:私は何度も転職を重ね、その時々で面白いと思える仕事に就いているつもりなので毎日が楽しいです。
課題が大きければ大きいほど熱くなれるのですが、今の職場も大きな課題を抱えていて面白いなと思います(笑)

 

家事育児との両立で工夫していることは?

すがさん:特に意識している訳ではありませんが、物事を俯瞰で捉えることによって、小さいこと・急ぎでないことに、無理して時間や手間を費やさないことでしょうか。
整理整頓が得意なスタッフが、事務所を掃除するついでに自宅の中もちょこっと掃除してくれたり…そういう意味でも、周囲の人に助けられています。

まみさん:定期的に家政婦さんに来ていただいています。
今は子ども達も大きくなったので助けてくれているものの、やはり家の中のことを1人でやり切るのは大変な労力が必要です。
また、子どもが小さかった頃は、家政婦さんがいてくださる夜=私のつかの間の自由時間としていました。
子ども達も家政婦さんに懐いていて、「あれが食べたい」など献立のリクエストをしていたようです。

ふみさん:私は実家が近かったので、あまり両立という意識はないことと、シングルマザーであることがスタンダードなので、もしかしたら工夫と呼べるものもあるのかもしれませんが特に考えたことはないです。

すがさん:ずっと一緒にいることができたらと思うことはありますが、「働く母の背中を見せる」というスタンスです。

まみさん&ふみさん:たしかに!

ふみさん:「シングルマザーだから」と、何だか稀有な存在のように扱われている気がしますが、よほど協力的な夫でない限り、働く母としては夫がいようといまいと変わらないのではと思います。

すがさん:マスコミがことさら「かわいそうなシングルマザー像」をイメージ付けている気もします。
向き不向きはあるとしても世の中に仕事は本当にたくさんあるのに、「シングルマザーだから生活保護」というように報道されていることが心苦しいです。

まみさん:色々なことを抱えていて仕事に就けない状況を、何でもシングルマザーと結びつけられてしまうってとても残念です。
ワールドワイドに活躍している女性が、実はシングルマザーだった…なんてことは普通にあることなのに。

一同:考え込む

まみさん:私は皆さんより少し若くして母になっていますが、特に若い頃は職場で「再婚相手を見つけに来たの?」とか「生活が苦しいんでしょ?スナックとかでバイトしてるんでしょ?」などと心ない問いかけをたくさんされました。

一同:シングルマザー、シングルファザーってすごく特別視されてしまうことが残念です。
2人分のことを1人でこなすから、やることはいっぱいありますが、仕事で家を空ける間の子どもの安全や生活手段が確保できれば、単なる普通の労働者なのにと思います。

 

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